日本経済の先行きに不透明感が強まる中、注目を集め始めた中小企業の「淘汰論」や「不要論」。この大胆な理論を実行に移すとすれば、社会の混乱を防ぐために少なくとも次の2つの条件をクリアすることが欠かせない。 ①消滅する中小企業が生み出して ...
ベテランデスクと記者が7つの事例を深掘りする 最近の破綻事例で、特徴的な傾向を挙げるとすれば何だろうか。古いビジネスモデルから脱却できなくて、破綻するケースが増えているように感じるが。 井上:増えているね。人口減少やグローバル化に伴い ...
『日経ビジネス』の人気コラム「有訓無訓」の中から、読者の反響が高かったものを厳選し、『日経ビジネスオンライン』で公開します。 ※日経ビジネス電子版のフォロー機能はリゾームによって提供されています。
今週、産業界で最も耳目を集めた話題はホンダと日産自動車による経営統合に向けた動きでしょう。将来的に日産が筆頭株主の三菱自動車が入ることも視野に入れており、国内3社の統合が実現すれば販売台数で世界3位の自動車メーカーが誕生する見通しです。「100年に1 ...
「次期中計(中期経営計画)の方向性を示せた」。日立製作所がスイスの重電大手ABBから送配電などの電力システム事業を約7000億円で買収すると発表した12月17日。日立の東原敏昭社長兼CEO(最高経営責任者)は記者会見でこう語った。 2017年度の売上高が100 ...
MIXIが新たなSNSサービス「mixi2」を始めた。2004年に提供を開始した元祖mixiのコンセプトは継承しつつ、招待制で対象は18歳以上。利用規約で「選挙運動に抵触する行為は禁止」と明記した。「荒れるX」に不満を募らせる層に乗り換えを促す狙いが ...
先行して自由化したLPガス業界も競争原理が働かない 経済産業省の幹部が不満げだ。「せっかく自由化したんだから、もっと積極的に乗り出してほしい」 矛先が向かうのは7月に家庭向け都市ガス市場に参入した東京電力グループ。4月に家庭用の都市ガス ...
EY Questions(EYQ)ヘッドのギル・フォーレル氏が解説する10のメガトレンド。前回は、「モレキュラー経済」がテーマ。3Dプリンターなど分子レベルの技術革新がもたらす新しい経済活動が、社会を大きく変えていくことを解説した。最終回となる今回は、今後10年を見通したメガトレ… ...
人材戦略と経営戦略の連動は、中堅・中小企業こそ重要課題だ。ココナラやunerryは1人当たりの生産性向上策をストーリーで示す。長期目線で成長を支える株主を得る上でも、際立つ開示が不可欠だ。
日本でのカイゼンは現場でするが、米国では会議室で始まる――。この「極言暴論」のテーマにぴったりかなう面白い話を見つけた。米国企業でカイゼン活動をやろうとすると、まず会議室で議論しなくてならないとのことだが、そんな「面倒臭い」米国企業に日本企業が負ける ...
2025年、企業のESG経営は日米の政策転換によって大きく影響を受ける。曖昧なESGの時代は終わり、ESGを企業価値につなげた企業が競争に勝つ。クリーンエネルギーの活用や脱炭素といった大きな流れは止まらない。人的資本は企業価値につなげるべく強化が進む ...
分析に当たった福原正大・一橋大学大学院特任教授は「人的資本への投資がもたらす収益を可視化することで、企業の利益が上乗せされたり、予想利益を達成する確度が高まったりすると見られているのではないか」と分析する。